東京藝術大学卒 日本画家 澁澤卿の軌跡

Diary 2008年1月

あけましておめでとうございます。

世の中は政治の不信、原油の高騰など不安な平成20年の幕開けですが、私はというと元気に新年を迎えられたことだけで喜びに満ちた正月を過ごしました。長時間制作に集中すると薬の副作用で気分が悪くなってしまったこともあり、まだ集中して制作するのが怖い気持ちが残り、べったりとアトリエに入りっぱなしという状態ではありませんが徐々に以前のペースを取り戻してきています。正月には、今年一年、昨年の悔しさをばねに良い絵を画きたいと心に誓い神仏に願ってまいりました。皆様には本年も変わらぬご厚情をひとえにお願い申し上げます。

お知らせです。病後病気を克服したぞという勢いに任せて準備をして開催しました北京での展覧会が終わり冷静になって2009年の北京中国美術館での個展の準備のスケジュールなど考えて見ますと中国美術館での個展のためには作品の借り入れなど私自身でやらねばならないことが多々あり、相当な時間と労力を使わなければなりません。病気のため昨年の制作がほとんど止まってしまい2009年に開催される予定の三越での新作展に出品する作品の制作がひどく遅れていることに気がつき、制作が間に合わなくなる恐れがでてきました。そのうえ中国の物価がオリンピック後高騰することが想像でき訪中ツアーの旅行費用も今回以上に高くなってしまいそうです。本来中国美術館での個展は5年前に上海美術館で個展を開催し中国政府に認められその証をよりはっきりするために中国美術館での個展を企画したのですが昨年政府より私の芸術と活動に対して賞を頂いたことにより政府から認められた証を頂いてしまい当初の目的を達成してしまいました。その上大勢の方々に北京へ同行していただき人民大会堂での晩餐会も実現してしまい2009年に予定していたことのほとんどの行事を終えてしまいました。そんなことで中国側とも相談した結果すでに大勢の方々からツアーの申し込みをいただいておりましたが、2009年北京中国美術館での個展とツアーは何時になるか決まっておりませんが順延することになりました。予期せぬ病気で予定が大きく変わってしまいましたが、この病気で、私の心は一回り大きく強くなったような気がします。生かされた命とその心で精一杯制作に精進していくつもりですのでどうか今回のことはお許しください。その成果は来年2009年の三越での個展でお見せできると思いますので期待してお待ちください。