東京藝術大学卒 日本画家 澁澤卿の軌跡

Diary 2007年12月

カレンダーの発送も終えて今年もいよいよ暮れようとしております。

長かったような短かったような波乱万丈の一年間でした。あの苦しかった抗がん剤の治療と無菌室での8月が今年の出来事だったのか遠い過去の出来事だったのか、はたまた悪夢だったのか。何はともあれ今、去年の暮れと同じようにいや、去年より体調は良い状態で年の瀬を迎えることが出来ております。病名を告げられた時、余命3年未満を覚悟しました。何よりの心残りは私の絵の成長がここで終わってしまうことでした。今終わっては私の絵を支えてくださったコレクターの皆様や応援してくださった皆様になんと言ってお詫びをしたらいいのかわかりませんでした。物故作家として歴史の片隅にでも残りたいそのためには少なくとも体力のあるうちのこの先10年は全力で走って絵を成長させなければと襟を正して画業に向き合おうと思っていた矢先の出来事でした。抗がん剤治療と治療の間に気力を振り絞って画きあげた絵をみてこんな絵がもう画けなくなるのかと思うと悔しくて情けなくて一人アトリエで涙しました。来年からの澁澤卿の絵には再び息を吹き返した想いが前以上に力を増して注ぎ込まれていきます。観ていてくださいそして、応援してください。

皆様もお体を大切にして良いお年を迎えられますことを祈願いたしております。

カレンダーですが業者に委託して発送しておりますので不備がございましたら気兼ねなくご連絡ください。またまだ余っておりますので欲しい方もどうぞ。会社等でご利用してくださる方も来年より前もってご連絡いただきましたら社名など印刷してお届けいたします。その際は部数に応じて印刷代等をご負担いただきます。

私の表紙絵と北京での授賞式の模様の記事が掲載された「月刊美術」新年号が書店にて販売中です。初めて銀閣寺を画いてみました。「美術の窓」にも記事が載っておりますのでよろしくお願いいたします。