東京藝術大学卒 日本画家 澁澤卿の軌跡

Diary 2011年08月11日

まだまだ暑い日が続いておりますがお元気にお過ごしでしょうか。夏風邪などひかぬように充分お気をつけてください。私は気晴らしと運動不足解消を兼ねて時々へたくそなゴルフに興じてはいますがその他の日というと一日の大半はアトリエに籠もって制作をしております。アトリエから自宅まで十数歩なので一日の運動量は数百歩といったところです。黒色のミニチュアシュナウザーの愛犬は今年で14歳になり老化が進み、歩くのもやっとと言う状態で散歩に出ても100メートルほどでダウン。帰りは抱っこして戻ってこなければ成りません。一昨年までは元気に歩いていたので朝夕30分ほど近所を散歩してきたので私も良い運動になったものです。愛犬のせいにしていないで歩いてこなければいけないとは分かっているのですがこの暑さに気力を失ってしまいエアコンの効いたアトリエに直行してしまう毎日です。これではお腹の脂肪は増える一方ですね。もう限界に到達していますので本気にダイエットに取り組まなければなりません。がんばります。

鎌倉鶴岡八幡宮恒例のぼんぼり祭りが今年も開催されました。毎年参拝の人が多くなり、初日の夜に行ってみたのですけど広い参道には人が溢れ、美術館のように列を成してぼんぼりを見ていくので立ち止まってゆっくりと見ていられないほどでした。還暦を過ぎたこともあってか私の作品は昨年から本宮前の大石段に到達しました。大石段のぼんぼりを6個ぐらい上ると本宮に到達してしまいます。最上段には本宮に沿って松尾敏夫・小泉淳作・後藤純男・鈴木竹柏先生など長老作家が飾られています。大石段に飾られていた画家は田渕俊夫・伊藤髟耳・石踊紘一・中島千波・平松礼二・大津英敏・小杉小二郎・関出といった諸先生方でした。若手の代表作家だった先生方ももうすぐ長老の仲間入りです。人生は短く早いものですね。残された時間を有効に使って目指す澁澤芸術に少しでも近づけるように精進したいと思いました。まだぼんぼり祭りを見たことがない方は鎌倉見学を兼ねて来年にでもお出掛けください。透ける和紙に作家たちが挑戦している作品はタブローの作品とは違った味わいを表現していますので見に来る価値はあると思います。