東京藝術大学卒 日本画家 澁澤卿の軌跡

Diary 2007年04月

桜が開花したと思ったら暖かい日が続きあっという間に満開になって、アトリエの窓のすぐ前の山桜はすでに風が吹くたびに沢山の花を散らしています。あまりに早い桜前線に追いつかず取材旅行の日程もつかめず今年は近場に行ってきました。遠い昔に小さかった子供たちを遊ばせに連れて行ったことや、近年では友人の高橋竹童氏の津軽三味線の演奏会に夕刻より出向いた事はあった横浜三渓園に始めて取材に行ってきました。古い建物がやや建売の住宅センターのように転々と建ちまあそれなりに木々の配置も綺麗に植えられ絵の枠に入れてしまえば良い絵になりそうな場所が沢山ありました。桜も満開で花見も堪能いたしました。少しずつ新しい絵の中に横浜三渓園が現れてくると思います。また新緑も秋の紅葉もすばらしいと思われるもみじも沢山あって近いのでそのつど行ってみようと思います。この前のひとことでも言いましたが気象異常は深刻な問題になっているようで上記の桜の咲いている時間の短さは小さな問題かもしれませんが、日本の能登をはじめ世界で頻繁に起きている地震や南極の雪解けが原因での海面の上昇、原因不明の難病、新しいウィルスなど子供や孫が未来に無事に暮らせていけるか心配になります。少しでも排気ガスが減らせたらと私もガソリンを垂れ流して走っていた大きな車はリッター35キロ走るハイブリットに、小さいくせにリッター7キロも走らなかった外車も3倍燃費の良い国産車に変えました。政治家たちが念仏のようにただとなえるばかりの「美しい国日本」を現実にすべく国民一人一人が行動に移して行きましょう。私の絵のモチーフが永遠に絶えないためにも。