東京藝術大学卒 日本画家 澁澤卿の軌跡

Diary 2007年11月

11月3日北京は秋晴れ。中国対外友好協会(外務省)主催による「日本画家澁澤卿個展」のオープニングセレモニーと中国政府より私の芸術活動に対していただけることになった「和平発展貢献賞」の授賞式が中国対外友好協会内にある友誼館にて執り行われました。日本から応援のため北京まで来ていただいた98名のファンの方や私の絵を扱っている画商さんたちが見守る中、中国対外協会副会長の個展の開催宣言、美術評論家千足伸行先生のご祝辞、日本国駐中華人民共和国大使館参事官のご祝辞、私の挨拶と続き参列の中国美術館、日本中国友好協会、中国文化部の皆さんと共にテープカットをして展覧会のオープニングセレモニーが終わりました。つづいて中国政府が外国人に与える最高の賞と聞いている「和平発展貢献賞」の賞状と盾を中国対外協会副会長より授与されました。私が絵に込めた日本の心がそのまま中国の人々に伝わり同じ心を感じてもらう。芸術の心には政治も宗教も国境もなく、一枚の絵を通して絵の中に込められた心で会話することができる。こうして私の絵が少しでも日本と中国との友好と平和の発展に貢献したことが認められて大変嬉しく思います。頂いた賞に恥じぬようこれからも心の篭った絵を画いていくように精進していくつもりです。中国対外友好協会(外務省)の迎賓館での歓迎会の宴そして中国の国会でもある人民大会堂での答謝会の宴と国賓待遇のもてなしを受け、万里の長城、故宮紫禁城などの観光と天気に恵まれ寒さも感じないまま9月5日に全員無事に帰国してまいりました。この模様は「月刊美術」新年号(表紙絵澁澤卿)「美術の窓」新年号にて掲載されます。

2009年3月末には北京中国美術館で回顧展の開催も決まっております。この展覧会は中国文化部(文部科学省)が主催してくださることになるかもしれません。

日本では開催されないので観ることが出来ない近年5・6年間の澁澤芸術の集大成を中国第一の美術館で観られる訪中団ツアーも再び募集いたします。ますます中国政府との関係も深い展覧会になり一般のツアーではとても体験できない催しを含んだ旅行になると思いますのでご親戚、お友達をお誘い合わせの上、お申し込みください。受付は2009年1月までメール。手紙、電話にてお受けいたします。毎年恒例の壁掛けカレンダーが今月末には出来上がると思います。毎年お送りしております方々には友誼館における展覧会応援ツアーの詳しいニュースを同封してお送りいたします。また、HPをご訪問になられた方でご希望の方はご住所を御記入の上メールにてお知らせください。